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生き延びるための言い訳を重ねる『アイアムアヒーロー』第102話 [アイアムアヒーロー]

【ネタバレ注意!】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい!


食料と水を得るために、再び危険を冒そうとする二人。

土産物店であれば、食料も水もあるのは確か。

しかし、店という場所柄、不特定多数のZQNも潜んでいるわけで、
その危険度はアウトレットモールと変わらないでしょう。


のどかな風景に鳴り響くクラクション。

潜んでいるであろうZQNへの突破口を開くのは
やはり英雄の散弾銃。

・・・なのですが。

英雄の頭の中には、前回、小田さんから向けられた一言が
深く突き刺さっているようです。

今の状況を生き抜くため、ブライを助けるため、
やむを得ずに出た行動。

しかし、最初の一発を撃った瞬間から、一発が二発に、
二発が十発に・・・と、まるで小さな亀裂からダムが決壊するかのように
何発も何発も撃ち続け、ZQNを殺し続けた英雄。

躊躇しなかったわけではなく、
後悔していないわけでもないのですが、
それと同時に、ある種の充実感・高揚感もあったかもしれません。

ずっと脇役人生だった英雄が
“自分にしかできないこと”、“自分がヒーローになれること”
を見つけ、たとえそれが人殺しに類することであっても、
その時の感情を抑えられなくなることに、なんら無理はありません。

ただ、小田さんの言葉ひとつで、すっかり動揺してしまうあたり、
英雄の英雄らしい面ではありますね。


さて、英雄の動揺をよそに、
やはり土産物店にはZQNが潜んでいました。

で、そのZQNの姿がまた・・・('A`)

変なトコが“割り箸入れ”になってる!

感染後の伊浦と同様、これ、自分で刺したんでしょう。


そのZQNを狙う英雄。

よく見ると、僅かに手元がブレています。

これは英雄の心中の表れとも取れますね。

その証拠に、クレーよりずっと大きなZQNの頭部を外し、
一発目は足に命中してしまいます。

アウトレットモールでは、百発百中だったはずの英雄が!

精密な射撃を要する場面では、メンタルの状況が如実に出ますね。


さて、このシーンで「おや!?」と感じたのは、
英雄が例の「はーい」と言うフキダシ。

これが散弾銃の奥側に書かれていた点ですね。

普通は逆の位置関係になるはずですし、
間違いだったら、編集さんが直すはず。

明らかに意図して、こうしているんですね。

ちょっと変わった表現で面白いなと思いました。


二発目を頭部に命中させた後の英雄の顔に
仕留めた喜びは微塵もありません。

「またやってしまった」という自責の念がにじみ出ています。

しかし、悔やんでいてもZQNは消えず、
まだまだ店の中にいるようです。

ナイーブな英雄に比べ、冷静に状況を見つめる小田さん。

やはり、この二人の対比は、読んでいて面白いです。

【追記】

第103話の記事はこちら


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